2015年4月の売場作りのヒント

【2015年4月のポジション】

前年は消費税増税スタートの月で、食品では調味料、ストック商材などの買い控えが見られ、イレギュラーな動きとなりました。そのため、通常の商品動向は一昨年の動向を参考として見ておく必要があります。 4月の売場を考える際、「新」「旬」「鮮」でテーマを作ると成立すると言われています。「新」は新年度スタート、新学期スタートのことで、朝食習慣、お弁当作りなどのマーケットチャンスが登場します。「旬」は春の旬商材が顔を揃えるタイミングのことで、野菜・果物を中心に、生たけのこ、春キャベツ、新玉ねぎ、新じゃが、いちごなどがピークを迎えます。鮮魚でもほたて、あさりなどの貝類やほたるいかなど、この時期に突出する旬商材もあります。 「鮮」は売場をフレッシュにする商材のことで、春の新発売商材の出揃いや夏型の涼味食材のスペースを拡大することで売場に鮮度感が生まれます。これら「新」「旬」「鮮」 3つの切り口で、各売場でのテーマ、商品を構成していくことが、4月の春らしい売場展開を作るポイントとなります。