2015年3月の売場作りのヒント

【2015年3月のポジション】

3月は春の旬をメインに売り込んで行くというのが、通年のパターンです。ただ、前年をふり返ると、消費税8%増税直近月で、イレギュラーな売上が入っています。食品の場合、非食品に比べて少ないものの、4月以降に消費するストック商材の前倒し購買が、月末週を中心に発生しているものと思われます。 それらを踏まえて、前年対策を考えていくと、かなり厳しい現実にぶち当たり、今年のメインは前年増税特需対策になってしまいがちです。しかし考えてみれば、前年は増税特需に備えた、単品大量型の売場展開にパワーを注いだことで、従来すべきの3月のマーケットニーズの対応が薄くなっている可能性があります。3月のあるべきニーズに備えた売場を今年はきちんと作っていけば、前年+αの売上が見込めるはずです。 最終週に至るまでの毎週のマーケットニーズに対応した売場の組み立てが、前年ギャップを埋めて行く施策とも言えます。