2014年9月の売場作りのヒント

【2014年9月のポジション】

ここ数年、猛暑の夏が続いて、9月の前半はほとんど夏の消費が継続した状態になっています。 9月という季節の変わり目で、「秋=涼しさ」を売場で前面に出したいところですが、30℃を超える日が連続する状況ではなかなか消費に結びつきません。 今年はエルニューニョ現象が見られると早々に発表され、冷夏の懸念も出ています。しかし、直近の冷夏年の2009年は、関東より西で9月に30℃を超える日もあり、「9月前半は残暑」ということは想定しておいた方が良いように思います。 残暑時の売場(9月前半の売場)は、旬商材、歳時記商材で季節感を出しつつも、売場でのベーシックな夏商材(涼味、飲料、氷菓など)の売場はしっかり作っておくことが重要です。 「外出の機会が増える9月こそ、夏商材の日焼け止めを、売場縮小せずしっかり売り込む」という化粧品売り場の発想が食品売場でも必要になってきます。