2014年10月の売場作りのヒント

【2014年10月のポジション】

10月は旬商材の出回りが最も多く見られる月。果物、野菜、魚介類、そして新米など、日本の四季の中で最もおいしい月と言えるかもしれません。もともと日本の秋祭りは秋の収穫を感謝するお祭りであり、ハロウインも秋の収穫感謝祭に起源があると言われているように、売りの仕掛けのキーワードとして、「秋の収穫祭」は使えると思います。同時に10月中旬になると、首都圏でも最低気温が15℃前後まで下がる事で、鍋につながるあったかメニューの需要が高まってきます。シチュー、おでんに加えて、キムチ鍋、寄せ鍋などの鍋メニューが登場し始める10月は、2014年鍋商戦を展開する上での重要なスタートラインになっています。 ただ、これらのシーズン企画は気温、収穫状況により大きくブレる施策とも言えます。10月は気温に左右されにくい歳時記、社会行事のボリュームの高いものが少ない時期です。そのため数多く設定されている記念日、マーケットの成長が著しいハロウインなど、売上のベースを作れる施策の事前計画も重要です。