2014年11月の売場作りのヒント

【2014年11月のポジション】

11月は秋~冬に向けて気温が週毎に変化していく月です。また、11月は大きな社会行事や歳時記のマーケットも無く、翌月のクリスマス~年末年始に向けての準備スタート的なポジション月とも言えます。最近の傾向として、クリスマス商戦の立ち上りがどんどん早くなり、各店でのクリスマスの展開も、11月に入ると一斉にスタートします。クリスマスイベントも前倒し傾向にあり、クリスマスのマーケットを11月中にどれだけ取り込んでいくかが勝負になってきているようです。 ただ、クリスマス商材は拡大はしてもまだまだ「見せ筋」の要素が強く、売上の柱にはなりません。実際のところ、11月の食は完全な節約志向です。食品の家計消費支出も年間で8位(2012年度)前後で、12月を前に普段の生活支出はブレーキがかかっています。気温の低下に合わせて需要の高まるあったかメニューを中心に、月中週には顕著に見られる「節約消費(低単価、使い切り)」を取り込んだ施策の展開が、月度の売上のベースになってきます。