金曜の土用の丑の日

【7月の提案メニュー】

今年の土用の丑の日は24日の金曜日です。土用の丑の日は過去の日別家計消費支出を見てもわかるように、当日の曜日により、前後のうなぎ蒲焼の動きが大きく異なります。日曜が当日なら、前日含む土日2日間で支出額がUPするのに対し、平日の場合は当日のみ突出するというパターンになります。同じ平日でも週の前半なら、直前の週末で支出額が上昇する(前倒しで食べる)のに対し、週の後半に土用の丑当日がある年は、直後の週末はほとんど影響がありません。今年のような金曜の土用の丑の場合、当日のうなぎ蒲焼の徹底売り込みと、直後の週末の強化施策を別立てで準備することで、週の売上げ全体を確保していきます。

<週末施策展開例…経費をかけない節約型メニューの展開>
●夏のスタミナ丼フェア 土用丑のうな丼とのつながりでワンディッシュメニュー       
商品案)精肉売場中心の豚丼、牛丼、鶏の照り焼き丼など
●夏休み粉もんフェア ホットプレートを使ったみんなで作るメニュー
商品案)お好み焼き、たこ焼き
●夏そばまつり 簡便麺メニュー
商品案)焼きそば、冷やし中華、具たくさんそうめん

【7月の売場作りの背景とポイント】

◆7月の歳時記対応
気温に左右されにくいもうひとつの施策は、歳時記マーケットの取り込みです。7月は「1週目・半夏生、2週目・七夕、3週目・新暦盆(一部エリア)、4週目・土用の丑」と、柱となりうる歳時記が各週に存在します。ただ、これらの歳時記をメインで展開する際、いずれも単日のため、週全体の底上げ施策になるかといえば、なかなか難しいものがあります。
歳時記施策は歳時記施策として取り組むものの、その前後をカバーする施策、歳時記当日を更に底上げしていく施策を一緒に組み込むことで、週全体の売上をカバーすることが需要です。

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