4月5日はイースター
【4月の鮮を作る】
今年のイースターは4月5日です。ハロウインが秋のイベントとして昨年大きな盛り上がりを見せたこともあり、各業界がバレンタインに続く、新しい春のイベントとしてイースターに照準を当てて仕掛けてくることが予測されます。ディズニーが春のキャンペーンの位置付けで、今年もディズニー・イースターイベントを展開することが見込まれ、消費者のイースターに対する認知は年々高まってくると思います。
ただ、イースターの風習というと、イースターエッグのエッグハント(卵さがし)や、エッグロール(卵転がし)という子供の遊びがあるそうですが、このあたりが日本で定着するのは少し難しいかもしれません。
そう考えると、イースターで何を仕掛けるか?となったときに、お菓子などのイースター限定商品を並べるだけでは、春のメーカーフェア、限定商品フェアで終わってしまいます。そこで「イースターにちなんだ“卵”を軸に、春のイースターメニューとして連動させる」「春の限定メニューをイースター○○メニューとして提案する」など「春だけの・・・」「春だから・・・」を優先した売場を作ることが、いま出来るイースターの提案となりそうです。
【4月の売場作りの背景とポイント】
◆今年の4月の「鮮」を作る
4月の売場に鮮度感を与えるポイントは、今年ならではの注目テーマで売場を展開することです。例えば3月は北陸新幹線開業で、北陸エリアに注目が高まり、「北陸の春の旬訴求」が今年らしい鮮度感のある施策として展開されることが予測されます。
それでは、今年4月ならではの「鮮」は何か・・・?
そこで注目されるテーマとして、「イースター」や「食品の新たな機能性表示制度スタート」などが挙げられます。
売上ボリュームよりも話題性を重視した施策を、軸となる涼味食品や新発売商品と並列させて実施することで売場に鮮度感が増します。いずれにせよ、去年実施していない施策を盛り込むことで売場の「鮮」を表現できます。