今年の朝食企画は健康優先

【4月の鮮を作る】

4月から食品の新たな機能性表示制度がスタートし、日本の食が変わると言われています。新制度は野菜や魚、肉など生鮮品の他、茶やそばなどの加工食品など全ての食品が対象で、治療・予防効果は認められないものの、健康の維持増進の範囲に限って「機能性表示」が可能になるようです。
これらを受けていきなり機能性を表示することは難しいかもしれませんが、「健康」というキーワードがクローズアップされるのは間違いないと考えられます。そこで、4月の新学期からの朝食提案は、これまでの主なキーワードだった「簡便時短の朝食習慣」から、「健康的な朝食習慣」をメインテーマとしてバランスよく朝食を摂る提案を実施します。
各食品メーカーも、特定保健用食品(トクホ)と差別化した食品を商品化する動きがあるようで、4月に発売されていれば、これらの商品も含め栄養バランスを考えた朝食提案をメインに商材・メニューを展開します。

<展開例>
●まずは朝食習慣作りから ゼリー飲料、栄養補助食品、シリアルなどの集約
●サラダ朝食のすすめ 「朝サラダ」を朝食習慣のメインメニューとして展開
●「+お酢」の健康朝食 健康調味料の酢にスポットを当てた健康朝食提案

【4月の売場作りの背景とポイント】

◆今年の4月の「鮮」を作る
4月の売場に鮮度感を与えるポイントは、今年ならではの注目テーマで売場を展開することです。例えば3月は北陸新幹線開業で、北陸エリアに注目が高まり、「北陸の春の旬訴求」が今年らしい鮮度感のある施策として展開されることが予測されます。
それでは、今年4月ならではの「鮮」は何か・・・?
そこで注目されるテーマとして、「イースター」や「食品の新たな機能性表示制度スタート」などが挙げられます。
売上ボリュームよりも話題性を重視した施策を、軸となる涼味食品や新発売商品と並列させて実施することで売場に鮮度感が増します。いずれにせよ、去年実施していない施策を盛り込むことで売場の「鮮」を表現できます。

お悩みのことはございますか?

見積りや相談はすべて無料です。
お悩みでしたらまずはご相談ください。弊社スタッフが対応させていただきます。