クリスマスパーティシーン②/大人のクリスマス

【クリスマスパーティストーリー】

24日が子供中心のファミリークリスマスとするならば、前週の週末は仲間同士が集まる「大人のホームパーティ」の実施が予測されます。これらのパーティは「お酒を楽しむ」というシーンが前提でメニューも「おつまみ型メニュー」が中心となってきます。
ママ友ランチパーティとは逆で、主催者側の手作りメニューがあったり、みんなで作りながら楽しむメニューなど、「作る(=手間をかける)」というものも多くなります。招待される側も手作りメニューを持ち寄ったり高級ワインや、こだわりおつまみなどを持参して、パーティ単価の高いクリスマスパーティが予測されます。
前週週末のクリスマスメニューは、定番メニュー以外のお酒のおつまみメニューを拡大することで、24日当日とは異なる売場を作り、同じパターンの売場が24日まで続く中だるみを防止します。

<大人のクリスマス展開例>
●こだわり素材例 黒毛和牛のサイコロステーキ、かたまり肉、カルパッチョ用刺身、パエリア具材セットなど
●こだわりデリカ例 こだわり素材のポテトサラダ、ノンフライオードブル、アヒージョセット、プレミアムピザなど
●こだわりおつまみ例 チーズ味くらべアソート、生ハム切り落とし、ローストビーフ&ポークセットなど

【12月の売場作りの背景とポイント】

◆クリスマスパーティストーリー
いろいろな消費者アンケートを見ていると、クリスマスパーティの実施回数は、決して24日の1回だけではないということがわかります。実施メンバーを変えて、2回以上実施している層が結構多く、早くからクリスマスパーティの消費が始まっています。
確かに数年前から、クリスマスのアドベントカレンダーが目立ち始め、欧米並みにクリスマスを早い時期から楽しむ習慣が定着してきました。そのメインとなるクリスマスパーティは、どのタイミングでどんなメンバーでパーティを楽しむかを予測した上で、販売計画を組み立てていきます。
24日は、子供を中心とするファミリークリスマスがメインとなるでしょうが、前日の23日祝日、クリスマスムードが次第に高まる前週にも、パーティを実施する機会が登場してきます。それぞれのタイミングで、「誰と」「どんなメニューで」パーティを楽しむのかを前提において、パーティ実施回数を増やす提案を実施していきます。

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