1月のカレー
【1月の簡便メニュー】
「おせちに飽きたらカレー」のTVCMのフレーズが、正月明けの簡便メニューの位置づけを、不動のものにしたような気がします。それだけでなく、1月22日はカレーの日に制定(1982年のこの日、全国学校栄養士協議会で1月22日の給食のメニューをカレーにすることに決められ、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出された日に因んで記念日制定)され、比較的低単価でできる節約型メニューとしても1月のカレー企画は注目率が高まります。
1月の前半と後半では実施する際のカレーの展開内容を変える必要があります。
正月明けのカレー企画は、「簡便」が最優先のため、レトルトカレーの訴求がメインです。しかも、正月~正月明け直後では、まだ財布の紐が緩く、お買得訴求ではなく、高単価系のレトルトカレーで、目先を変えた展開が必要です。「家族セット割引」など、3個、4個のバンドル、よりどり企画により、イベント要素も持たせて単価UPを図ります。
また、1月後半のカレー企画は、カレーの日のいわれに因んだシンプルな手作りカレーの提案で、商材の価格訴求と共に、「低単価メニュー」としてのカレーを展開します。
【1月の売場作りの背景とポイント】
◆1月の簡便メニュー
節約志向が顕著になる1月のメニューは、「簡便で皿を増やさない」という切り口も大きなポイントになります。
1月に出現が目立つ簡便系メニューは「カレーライス」、「麺類」、「カツ丼」です。それぞれに背景もあって、プロモーションの仕掛けもあることから伸びるメニューとも考えられますが、いずれも簡便時短で、食器を多く使わないメニューです。これらのメニューを1月の重点メニューとして、バリエーションを増やすことでお客さまの買上率がUPする売場展開を実施していきます。