新旧商品入れ替えのタイミング施策
【新しい施策にチャレンジ】
3月後半には新発売商品が売場に勢揃いします。新しい商品が並ぶということは、去っていく商品もいくつか出てきます。それらを在庫処分として、売り切り優先で展開しても、売変額を拡大させるだけです。
それならば、新しい施策として、「旧商品と新商品の交代式」「旧商品離任式」的な、新商品と組み合わせた(並列させた)イベント的な売り方をしてみてはいかがでしょうか?
「旧商品は目障り」ではなく「去り行く商品の味を惜しんで、もう一度味わおう」「新商品と一緒に買って味くらべ」といった発想で、旧商品、廃番商品にフックをつけていけば、卒業シーズンの真っ只中にマッチした在庫処分に見えない施策になってきます。
<施策アイデア例>
- 旧パッケージ(廃番商品)商品をまとめて3個以上買えば、新商品購入時の「お試しクーポン」がもらえる。
- 旧商品と新商品をセットで買えば割引になる。(旧商品で割り引く)
- 旧商品まとめ買いお買得(旧商品をもう一度味わっておこうフェア)
カップ麺、レトルト食品など、春休みの簡便需要になる商材をケース販売で対応し、お得感を出す
(⇒前年増税特需の対策にもなる)
【3月の売場作りの背景とポイント】
◆新しい施策にチャレンジする
前年の増税特需対策のひとつとして、前年実施していない今年ならではのトピックス、もしくは切り口を変えた新しい施策を実施すれば、前年対比で「前年実績ゼロ⇒実施した施策の売上=ギャップを埋める額」になってきます。それぞれの施策の売上額が小さくとも、これらのチャレンジ施策を積み上げていくというのも重要なポイントです。3月はいろいろなものがスタート、また新旧入れ替わる変化の月です。3月の商品の流れを見極めて切り口を変化させる、2015年3月のトピックスを商売に置き換えるなど、さまざまな施策にチャレンジできるのが、2015年の3月かもしれません。