春のいちごづくし
【ベーシックな春の売場を作りこむ】
売場で最も春を感じるのが、果物コーナーです。旬のフルーツは、気温の変化にも関係なく、春の象徴として目に留まります。3月の果物コーナーの主役といえばいちご。3月に入るといちごの販売指数はピークを迎え、価格も安定してきます。いちごは、果物コーナーだけではなく、いちごを使った商材は食品売場のあちこちで見られ、春限定の菓子・飲料・リカーなども「いちごテイスト」が大半を占めます。
果物売場だけで、いちごづくしを実施するのではなく、売場全体で「いちご」を展開していけば春を感じるコーナーが各所に拡大し、目に留まることでついで買いにつながります。
<いちごづくしの拡大例>
●果物コーナー | … | いちごの売り方(ユニット)も含めたバリエーションで販売スペース拡大。 いちごメインのカットフルーツ |
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●グロサリーコーナー | … | 「いちご味」の集約エンド展開(チョコレート、クッキー、キャンディなど) |
●デイリーコーナー | … | いちごのヨーグルト、ゼリー、スイーツ、ドリンクなどを冷ケース下段に集約 |
●リカーコーナー | … | いちごのカクテル、缶チューハイ(期間限定商品にスポット) |
【3月の売場作りの背景とポイント】
◆ベーシックな春の売場をしっかり作りこむ
前年は増税特需への対応で、時間をかけて作りこめなかった春のマーケットニーズを取り込む売場を、今年はしっかりと作りこんでいきます。消費者は3月に入ると、気温が低くとも「春」を意識し始め、桜の開花情報が出始めると春に目が移ってしまいます。寒暖に関係なくやってくる、ひなまつり、お彼岸などの歳時記が、更に春の意識を高めます。
「春のイベント、行事」「春の旬食材」は、気温に関係なく、消費意欲を高めるキーワードです。売場においてこれらのベーシックな春のマーケットを確実に取り込み、関連販売の強化、売場横断できる横串展開も含めてテーマ性のある売場展開を実施していきます。