11月は旬素材の本格鍋

【あったかメニュー】

10月はおでん、キムチ鍋、もつ鍋など、暑さに関係なく食べられている鍋メニューの出現率が高まっていくのに対し、11月に入ると、旬の材料を使った本格的な「王道の鍋」が主力となってきます。寄せ鍋、ちゃんこ鍋など具材をつゆと一緒に楽しむものと、水炊きのようにポン酢等で楽しむ鍋に分かれますが、主役は旬の魚介類です。これらの鍋は、鍋つゆやポン酢が同じでも、具材のバリエーションで鍋が変化していくのも特徴です。この時期に出回り始める、旬の魚介類、冬野菜を組み合わせて旬の王道鍋の変化を提案して行きます。

<具材バリエーションによる本格鍋の変化提案>
●王道の本格鍋
たら(たらちり鍋)、あんこう(あんこう鍋)
●ご当地風本格鍋
牡蠣(牡蠣の土手鍋)、はも(京風はも鍋)、秋鮭(石狩鍋)
●変わり鍋
ぶり(ぶりしゃぶ)、きのこ類(山賊鍋)など

【11月の売場作りの背景とポイント】

◆あったかメニューのストーリー化
11月に入ると鍋メニューの出現率が一気に高まると同時に、鍋以外のあったかメニュー需要も高まります。11月に入ると「あったかメニュー=鍋」となりがちで、毎週同じような鍋でのプロモーションをしてしまいます。「あったかメニュー」と考えれば、洋風メニュー、子供が好きなメニュー、煮物など、範囲は鍋以外にも広がり、マンネリ化を避けることができます。そこで、週のマーケットテーマに合わせて、毎週のあったかメニューをストーリー化していくことが重要になってきます。
例えば、<11/1週・3連休>週末のファミリー鍋、<11/2週・立冬>立冬の水餃子、
<11/3週・七五三>子供大好きシチュー、<11/4週・ボジョレー解禁>ポトフ&ブイヤベース
<11/5週・いい肉の日>肉の鍋(すき焼き、しゃぶしゃぶ)
など、週の社会行事や歳時記に連動させてあったかメニューをつなげてストーリー化します。 

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