ボジョレー解禁週は、いい夫婦の日の二人鍋
【あったかメニュー】
今年のボジョレーヌーヴォの解禁日は20日、週末の22日土曜日が「いい夫婦の日」になるため、ボジョレーヌーヴォ解禁日といい夫婦の日を連動させた「週末にボジョレーヌーヴォを楽しむ」提案を実施します。ボジョレーヌーヴォの購入率はそろそろ上限頭打ちともいわれているものの、家計消費支出では11月3週のワインの支出額は突出します。季節のイベントとしての定着度を利用して、週末に向けてワインを楽しむ層へアプローチしていくことは、充分効果が見込めるものと思います。最大のポイントは、ボジョレーと一緒に楽しむメニューをどう提案するかです。メニュー提案の広がりがボジョレーの食卓全体の買上単価UPにつながり、価格が下落傾向のボジョレーのカバーにつなげます。
「いい夫婦の日に夫婦でワインを楽しむ ⇒ 二人で楽しむあったかメニュー」として、二人鍋を提案します。ポイントは量より質、こだわりの具材で作る鍋をワインで楽しむシーンを提案することです。
●洋風二人鍋 | ⇒ | 旬の根菜ポトフ、手に入りにくい魚介類で作るブイヤベース |
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●和風二人鍋 | ⇒ | 旬の素材にこだわった、牡蠣鍋、はも鍋など「出汁」を楽しめる鍋 |
●エスニック鍋 | ⇒ | スープに特色を出した、ベトナム風、タイ風など変化のあるエスニック鍋 |
【11月の売場作りの背景とポイント】
◆あったかメニューのストーリー化
11月に入ると鍋メニューの出現率が一気に高まると同時に、鍋以外のあったかメニュー需要も高まります。11月に入ると「あったかメニュー=鍋」となりがちで、毎週同じような鍋でのプロモーションをしてしまいます。「あったかメニュー」と考えれば、洋風メニュー、子供が好きなメニュー、煮物など、範囲は鍋以外にも広がり、マンネリ化を避けることができます。そこで、週のマーケットテーマに合わせて、毎週のあったかメニューをストーリー化していくことが重要になってきます。
例えば、<11/1週・3連休>週末のファミリー鍋、<11/2週・立冬>立冬の水餃子、
<11/3週・七五三>子供大好きシチュー、<11/4週・ボジョレー解禁>ポトフ&ブイヤベース
<11/5週・いい肉の日>肉の鍋(すき焼き、しゃぶしゃぶ)
など、週の社会行事や歳時記に連動させてあったかメニューをつなげてストーリー化します。