今年の鍋のスタート施策① 「今年の鍋つゆ」のバリエーション拡大

【鍋のスタートタイミングでの仕掛け】

気温が高い時期は、「調理時間を短縮し、出来るだけ簡単に済ませたい。でも手抜きと思われたくない」という需要が高まり、簡単に本格的な鍋ができる鍋つゆを使った鍋が多くなってきました。
鍋つゆのバリエーションを見て、今夜食べる鍋を決めるというメニュー選択スタイルが主流になり始めています。
鍋のパッケージを見て、鍋つゆを選択、手にとって裏面の材料一覧に基づき鍋材料を買い揃えるお客さまに合わせた売場展開が必要です。(鍋つゆのパッケージの写真に合わせて材料を購入する層も多いそうです)

<鍋つゆのバリエーションを見せる工夫の展開案>
●鍋つゆの多面展開
定番+グロサリーエンドだけでなく、生鮮売場での展開による材料との関連販売強化
(ex.生鮮鍋セットとのバンドル販売、シーズン当初のまとめ買いに対応した鍋つゆバンドルセール)
●グロサリーエンドでの陳列の工夫
アイテムを絞り込んだ単品ごとのフェイス拡大でエンドを埋めるのではなくアイテムをできるだけ多く展開
(ex.1フェイス単位で出来るだけ数多く展開する事で、鍋のメニューボード的なエンドを作る)
●鍋つゆの催事展開
売場の入口での催事展開⇒入ってきたお客さまに「今夜は鍋」をイメージいただく
(ex.野菜売場前での催事展開による、生鮮売場との連動で鍋の材料購入を高める)

【10月の売場作りの背景とポイント】

◆鍋のスタートタイミングでの仕掛けの強化
10月をスタートとする秋~冬の食品での重点的な取組みテーマとして、「鍋商戦への取組み」があります。
年末年始を除けば、第1ピークが11月中旬~、第2ピークが1月中旬~となり、それらのピークに向けて、10月の取り組みは重要なポイントとなってきます。鍋のスタート時期に、今年の鍋の傾向を把握することは、この冬の鍋商戦にどの鍋を強化すべきかを決めるという役割りを担います。
10月に鍋の動きを知るためのポイントは「いろいろな鍋を見せて、お客さまに迷ってもらう」ことです。ピーク時には「今週はコレ!」という決め打ち的な訴求で売り込み商材を単品大量販売すればいいですが、この時期は、お客さまがどんな行動・選択を見せるのかを把握することが大きなポイントです。
最も効果的な方法は、各社で出される鍋つゆのバリエーションを最大展開して、お客さまに見ていただくことです。

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