今年の鍋のスタート施策② <鍋セットの拡販>

【鍋のスタートタイミングでの仕掛け】

鍋つゆを手にとって裏に記載された材料の一覧を見て、容量も含め、そのまま生鮮材料を購入するという買物パターンが多いのであれば、もっと売場で買いやすくする提案が必要です。「この鍋つゆにはこれだけの材料で作れます」を売場で具体的に展開すれば、鍋つゆと、生鮮売場での商材を買えば時間をかけずに鍋材料の買物が済ませられます。各部門で鍋コーナーを集約するだけでなく、そのままセットで買って帰れるような商材、必要な分だけ買える買い安さなどを提案していく必要があります。

<鍋つゆにあわせた生鮮売場での鍋材料の展開案>
●「○○鍋用」鍋セット
 今週売り込みたい鍋(鍋つゆ)を決めて、裏面に記載されている材料・容量に合わせた「○○鍋用材料セット」として材料セットを展開
(ex.3人前をベースに容量も設定した鍋材料セットを野菜・精肉 or 鮮魚で同時展開)
●使い切り材料コーナー
鍋のために購入する材料の使い切り容量を売場でコーナー化
(ex.ばら売り(根菜類、ねぎ、切身魚など)、使い切りサイズ(大根、白菜、豚肉使い切りパックなど)

【10月の売場作りの背景とポイント】

◆鍋のスタートタイミングでの仕掛けの強化
10月をスタートとする秋~冬の食品での重点的な取組みテーマとして、「鍋商戦への取組み」があります。
年末年始を除けば、第1ピークが11月中旬~、第2ピークが1月中旬~となり、それらのピークに向けて、10月の取り組みは重要なポイントとなってきます。鍋のスタート時期に、今年の鍋の傾向を把握することは、この冬の鍋商戦にどの鍋を強化すべきかを決めるという役割りを担います。
10月に鍋の動きを知るためのポイントは「いろいろな鍋を見せて、お客さまに迷ってもらう」ことです。ピーク時には「今週はコレ!」という決め打ち的な訴求で売り込み商材を単品大量販売すればいいですが、この時期は、お客さまがどんな行動・選択を見せるのかを把握することが大きなポイントです。
最も効果的な方法は、各社で出される鍋つゆのバリエーションを最大展開して、お客さまに見ていただくことです。

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