秋の素材を使った夏メニューの提案

【9月の展開メニュー】

「人間の食欲」は気温に影響されることが多く、暑ければ夏型のメニューが食べたくなります。
9月は秋だからといって秋メニューを訴求しても、その時期の気温が高ければ、食べたいという気にはならないかもしれません。
かといって、盛夏メニューを大々的に9月のチラシへ掲載しても、間違い探しのようなものになってしまいそうです。
それならば・・・ということで、
衣料品で7月末くらいから登場する「秋のカラーを使った夏の素材の・・」という、初秋物のアウターの発想を食のメニューにも取り込みます。秋の旬素材を前面に出した夏型のメニュー。使っている素材が秋であれば、そのメニューが夏メニューであっても「秋の○○○」として展開できます。
旬素材を使う事で季節感も打ち出せ、気温が高くても食べる気になるメニューになります。

<「秋の素材を使った夏型メニュー」の例>
・きのこたっぷりの冷やし中華
・秋の野菜炒め
・秋鮭の冷製パスタ
・秋さんまの竜田揚げ
・さといもの冷製スープ

【9月の売場作りの背景とポイント】

◆9月はまだまだ夏?
日本人にとって、暑い夏を過ごした後の秋は待ち遠しいものです。「秋」というフレーズを聞くだけで「やっと過ごしやすくなる」という安心感、「日々涼しく、そして寒くなっていく」季節の移り変わりを最も楽しめるのが秋という季節です。
ところが、残暑が9月までずれ込み、涼しいどころか9月はまだまだ夏という定義が出来始めている状況の下、秋が短くなっているのも事実。遠い昔の「満月を見ながら行く秋を楽しむ」など、9月に涼しい秋を楽しむ機会は減ってきたように思います。
それならば、気温の状況に合わせて、秋を前面に出せる施策を出していく必要があります。
気温に関係なく「秋だから秋の訴求」ではなく、「時期に合わせて秋を組み込む」という発想で9月の施策を提案していきます。

お悩みのことはございますか?

見積りや相談はすべて無料です。
お悩みでしたらまずはご相談ください。弊社スタッフが対応させていただきます。